りずろぐ。

ぬるくやわらかく

りずろぐ。

コミュニティに属するのが苦手なコミュ障の話

 

インターネットの世界は一見コミュ障に優しいように見えて、その実なかなか残酷なものだと感じる今日この頃。

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私の観測範囲での話になるけれど、はてなブロガーさんってのはみんな仲良しだなーと思う。

お互いのブログを読んでコメントをつけたりするのはもちろん、Twitterでお話ししたり、誰かがラジオやYouTubeの動画を上げては見に行ったり、誰かがツイキャスで放送すればそこに集まり、今度はみんなで同じゲームをやったり……

 

たぶん、いわゆるリア充ってこういう感じなんだろうなって思う。

そして、私はいまだにそういう輪に溶け込めずにいる。

 

純粋に、みんなすごいなって思う。

みんな私生活では会社に行ったり、学校に行ったり、家事をしたり育児をしたり、いろいろしてるわけでしょ?

さらにそこから家族や恋人や友達との時間を引いて、それで残ったプライベートタイムを、ネットでのコミュニケーションに使っているわけでしょ?

でもそれだけではなくて、各々が趣味のことをしたり、どこかへお出かけしたり、そしてそのことをブログに書いていたりして。

 

それはきっと時間の使い方が上手なんだと思うんだけど、そのほかに「人とのコミュニケーションで消耗しない」っていう能力があるんじゃないかなーと思う。

 

こんなことを書いているくらいだから、私は人と接するのがあんまり得意じゃないタイプなのね。

隙あらばひとりになりたいみたいなところがあるし、趣味とかにも結構没頭しちゃうところもある。

昔から、ひとりで黙々と何かをするのが好きだった。

 

みんなが盛り上がっているのを見て、楽しそうだなとか、羨ましく思わないわけではない。

でも、自分がその輪の中に入れるかっていったら、やっぱりちょっとしんどいのよね。

自分の中に「マイペースを崩せない」っていうわがままがあって、そこを我慢したり無理したりすると、すごく疲れてしまう。

根本的に、集団生活に向いてないんだと思う。

 

ネット上には自称コミュ障みたいな人たちがたくさんいるけれど、ネット上のコミュニティに馴染めている人はたまたま現実世界のコミュニティが合わなかっただけで、本人に適応力がないわけではないんじゃなかろうか。ホンモノなめんなよヾ(・д・` )

 

 

まあネットの中の話だけならいいんだけれども。

実生活でも、どうにもこうにも「コミュニティに属する」というのが苦手だったりする。

 

たとえば……私は派遣で今の会社に入って半年以上経っているんだけど、会社ではいまだにちょっと「お客さん」「お手伝いさん」扱いを受けている。

そして、それが割と心地よかったりする。

とはいえ業務内容は社員さんと変わらないし、もちろん立場に甘んじて仕事に手を抜くこともしないけれど、お互いどことなく遠慮がちで、どこかよそよそしい距離感がちょうどよく感じる。

 

結婚にもあまり憧れがない。

この年でこんなことを言ってるのは危機意識が足りないのかもしれないし、大切な人と毎日一緒にいるのは素敵なことだとも思うけど、一緒に住むだけじゃだめなの?とか思っちゃう。

 

何かに縛られるのが苦手なんだと思う。

○○会社の××さんとか、○○さんの奥さんとか、○○家のお嫁さんとか……そういうものになりたくない。

辞めたければ辞めていい、別れたければ別れていい、出て行きたければ出ていけばいい……そういう逃げ道を残しておきたいっていう気持ちがある。実際にどうこうするかは別として、逃げ道があるっていうだけで安心感がある。

言ってしまえば、無責任なんだと思う。

 

どうしてこんなふうに思うのかなぁって考えたら……自分が「何か」になったら、「何か」らしい振る舞いを求められるからだと思う。

いや、実際は誰も求めてないのかもしれない。私が自分で勝手にプレッシャーを感じてるだけで。

 

社員になったら、利益を出して会社に貢献しなければならない。じゃないとお荷物になってしまうから。

結婚したら、妻として、嫁として、品格ある行いをしなければならない。じゃないと相手の面子を潰してしまうから。

お友達の輪に入るのだってそう。誰かが何かをしたら応援しなきゃ。誰かが落ち込んでたら励まさなきゃ。ちゃんとみんなに合わせなきゃ。じゃないと捨てられる捨てられる捨てられる……!

 

でも、そんなに上手に立ち回れるわけがない。

もともとどんくさくて不器用な私が、ちゃんとした「何か」になれるわけがない。

 

だったら、最初から何にも属さずにいた方がいいなって。

そんなふうに思っているのが、今の私です。

 

高校、大学とバンドをやっていて、今思うとそれも不健康な集まりだったけど、当時はそれくらいしか縋るものがなかった。

当たり前だけど、私がギターなりベースなりで入るってことは、私のための譜面があって、私が弾かなきゃその音はなくなってしまう。私が弾かなければ、曲として完成しなくなる。

今となっては、それもしんどい話だなーって。

来たいときにふらっと来て、後ろでひっそりタンバリンとか叩いて、そっと去っていけるパートがあればいいのにね。

今だったら絶対バンドはやらないな。そもそも楽器も全部手放しちゃったけど。

 

 

こんなことばかり言いながらも、そんな「属さない」生き方がこれから先も通用するとは思ってない。

どこかのタイミングで必ず割り切らなきゃいけないときが来るでしょうし、コミュ障を克服しなければいけないときも来るはず。

今こうしてふらふらしているのも、きっといずれツケが回って精算しなきゃいけなくなるんでしょうね。うわーしんどい(・∀・)

 

本当に、生きるのって難しいなって思うよ。

あーあ。何もかもぶん投げてしばらくニューカレドニアあたりで暮らしたいな\(^o^)/