このような記事を見かけた。
たったの10連休で「長すぎる」とはあまりにも情けなくはないか。実に嘆かわしいことである。
だいたい10連休が長すぎると言っている連中は定年退職を迎えた後どうするつもりなのか。10日どころではない長い休みが続くのである。そのような甘えた精神では心身がもたないであろう。
今は定年後も働く時代?昔は皆60歳で定年退職していたのだ。言い訳をするんじゃあない。
そもそも10連休で「逆に疲れた」だの「逆にストレスが溜まった」だのとのたまう奴らは、逆に日頃の疲労やストレスが足りないのではないか。諸君らが疲労やストレスを感じていない裏で、密かに消耗している者たちがいるかもしれない。今時の若くないモン共には今一度胸に手を当てて考えていただきたいものである。
一部では「長い休日の使い方がわからない」「家族と過ごす時間が増えたことで余計に喧嘩が増えた」などといった声も聞こえた。
だがそれは甘えである。休日の使い方がわからない者はより良い休日を過ごすための努力をしたのか。家族とすれ違いを起こした者は日頃のコミュニケーションが不足しているのではないのか。まったくもって自己責任である。
しかし、連休に適応できない者だけを責めるべきではない。
何故なら彼らは10日も続く連休に慣れていないだけだからだ。これまでに大きな連休を与えられてこなかった彼らもまた被害者なのである。
政府は会社や学校、社会に所属する全ての者たちにもっと大型連休を用意するべきである。
その際は10連休などと甘えたことを言わず、20連休、30連休という厳しい試練を与え、休暇に適応できる強い心身を育成してもらいたい。「来年は3連休でいい」など言語道断である。
雇用や労働に関する問題は山積みである一方、コンピュータは大いに発達し、いずれはロボットや人工知能が人間の代わりに働く世の中になるとまで言われている。人間が働く必要のない時代はおそらくそう遠くないうちに訪れるであろう。
来るべき時に備え今から大型連休を多数用意し、連休を最大限に満喫できる優秀な人間となってもらいたい。