なにやら話題の「グレイテスト・ショーマン」観てきました!
タイトルで「ややネタバレ」とは書いたけど、いうてあんまりストーリー性はないし、オチを知ったところで面白さが変わるような作品でもない。ただ歌とダンスと演出がものすごく素敵。そんな作品でしたヾ(・ω・`)♡
公式サイトはこちら。
以下感想文……なんだけど、本当に感想文クオリティなので、きちんとした感想を読みたい方にはプニ子さん(id:rsclmya)の記事がおすすめ(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ
すごく愛に溢れた文章だから、映画を観てない方でも読むだけで笑顔になれると思うよ♡
☆3行でわかる「グレイテスト・ショーマン」とは☆
・ミュージカル映画。
・19世紀に初めてサーカスを作った人の話。
・ハッピーな少女椿*1。
まずこちらが予告の映像。
これ嘘です(°∀°)
これだけ見たら「不遇な主人公……あらゆるハンディキャップを背負った仲間たち……世間からの非難を受けながら、それぞれ苦しみを乗り越えてのし上がっていく……!」的なちょっと泣かせにくる系の映画だと思うじゃない?
これ嘘だから(°∀°)
なんでも軽率に成功するから!!!
努力とか涙とかないから!!!
本当にね、ストーリー性とかないの。
ツッコミ入れてたらキリがないの。
序盤から「会社クビになったンゴ……これからどうしよ……せや!博物館作ったろ!!」くらいのノリ。「潰れた会社の沈んだ貿易船を担保にしたらいっぱいお金融資してもらえンゴwwwこれキリンの剥製ンゴwww」って感じ。いちいちつっこんだら負け\(^o^)/
それから主人公はビジュアルに強い個性を持った人たち(ヒゲの女性とかすごく小さい人とか大きい人とかタトゥーだらけの人とか黒人さんとか)を集めてショーを始めるわけだけど、見た目が個性的なだけの素人にすぐこのクオリティーのパフォーマンスができてたまるかって話(ノ∀`)練習の描写とか全くないからね!
主人公に共感して……とかもない。ポジティブ通り越して若干のサイコパスみまで感じるし。っていうかこの人がショーを作って経営もして何なら自分も舞台に立っちゃう(しかもめちゃくちゃ歌上手い)わけでしょ?超人か\(^o^)/
物語としては終始こんな感じ。全てが上手くいくために上手くいく。
でも、そんなストーリーのガバガバさなんてどうでもよくなるくらいパフォーマンスと映像美が圧巻!!こんなにサントラが欲しくなる作品なかなかないよってレベル!
バーでエリート監督さんと契約するシーンの小気味よさ、ヒゲの女性を筆頭に団員たちが怒りと誇りを込めて歌う「This is me」のパワフルさ、そして表題曲と共に魅せるショーの圧倒的な煌びやかさ……いずれ円盤化したとき、どのチャプターから再生しても心が踊るだろうなっていうくらい全部良かった!
私が特に好きなのは、序盤の奥さんとシーツが干してある屋上(?)で踊るシーン。全てが完璧だった……あそこだけでも1800円払う価値あると思う( ˘ω˘ )
歌の部分は全体的に躍動的でカメラワークも大胆なシーンが多いけど、ショーが終わってから歓声が上がるまでの間だとか、場所によってはスローモーションが使われているところもあって、魅せ方が上手いなーと素人ながらに思ったりもして(ノ∀`)
前述の通り内容はかなり薄いんだけど、私はこれはこれでいいんじゃないかなって思った。
きっと「グレイテスト・ショーマン」っていう映画自体がまたひとつのショーなのではないかなーと。
ハンディキャップを背負った人たちの心の傷とか、ショーを作り上げるための努力とか、ビジネスや金銭的な部分とか……そういうのって掘り下げようと思えばいくらでもできるでしょうけど、それらをほとんど見せずに「出来上がった部分」だけを見せてくれるのは、エンターテイメントとして観客を楽しませたいっていう作り手の意図だろうなっていうのをすごく感じた( ˘ω˘ )
だからいちいち泣かせにきたり考えさせられたりする要素もなく、ただ目の前で繰り広げられるショーをありのままに楽しめばいい、みたいな。
私は何も考えずにアヒャアヒャ見られる暴力的な映画が好きなんだけど、こちらも何も考えずにアヒャアヒャ見られるハッピーな映画だったから、劇場を出たあともずっと良い気持ちでいられたよ♡
とにかく最高の音楽と映像美を味わうのが醍醐味の映画だから、迷ってるなら絶対映画館で観た方がいい。断言(`・ω・´)
……以上、ざっくりした感想文でした。
最後にひとつだけ……娘の発表会にゾウに乗っていくのはさすがに笑った( ੭ ˙ᗜ˙ )੭
*1:昭和初期の見世物小屋を舞台にした大変心温まらない漫画/アニメ。割とショッキングな作品なので、知らないなら知らないままの方がいいかも。