りずろぐ。

ぬるくやわらかく

りずろぐ。

褒められるのが苦手だから上手に褒められる技術を身につけたい

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少し前、美容院で髪を切ってもらっていたときのこと。

美容師さんがやたらとお綺麗ですね~とか服装がかわいいですね~とかおだててくれるのでこちらも「はへ~ありがとうございます~」と流していたら、「ねえ、それ全然喜んでないでしょう」と見抜かれてしまった。

 

褒められるの、苦手(´・ω・`)

というか、褒め言葉をどう受け取ったらいいのかわからない。

 

美容師さんというのは言うたら女性の扱いのプロフェッショナルみたいなもので、お客さんを気持ちよくさせることも仕事のひとつなんだと思う。

だから会話に都度挟んでくる褒め言葉にも、「なるほどこのタイミングで」という見識が先立ってしまって素直に喜べない。事実私は綺麗でもなければおしゃれでもないし。

 

人から褒めてもらったら「ありがとう」と言うようにはしている。

褒めてもらうのが嫌だというわけじゃないし、褒め言葉をくれる人に対して感謝しているのは本当。

ただ、それは「私を喜ばせるためにお気遣いをいただいてありがとう」という意味であって、相手の言葉を素直に受け取っているわけではなくて。

 

これまた少し前、上司から「初音さんはいつも真面目に仕事をしているね」と言われた。

その上司はあまり裏表があるタイプの人ではなさそうだし、きっと思ったままそう言ってくれたんだと思う。

でも、そのとき私が咄嗟に思ったのは「あー、私がいつも雑談にも参加せずずーっとデスクに向かってるからつまんない奴だと思われてるんだろうなー」だった。

あとから冷静に考えれば、相手の言葉を何でも否定的に捉えるのは失礼だしそれこそ面倒くさい奴だと思うんだけど、言われた瞬間はいつも心の中がひねくれてしまう。

そのときも「そうですかねー」と言って曖昧に笑うことしかできなかった。

 

どうしてこんなに褒め言葉を受け取るのが苦手なのか。

それはたぶん、自分では全くそう思ってないからだと思う。

 

表面上は「ありがとう」って言ってるけど、心の底では身なりを褒められれば「んなわけないでしょ」って思ってるし、仕事中であればまず「これは何か遠まわしのご指摘なのでは?」と疑ってしまう。

もっと親しい間柄の人であればそこまでではないけど、「私なんかのために優しいお言葉をいただいて恐縮だなー」と思いつつも言ってくれた言葉の本質は捉えてない。

 

でも、やっぱりそれは良くないとも思ってる。前述の通り失礼だという意識はとてもある。

 

私自身、相手に対して「いいな」と思ったことは軽率にそれを伝えたくなってしまうところがあるけれど、それは別に褒めたいとか喜ばせたいとかいうわけじゃなくて純粋に思ったから伝えたいだけだし。

これはエゴだけど、私の言葉も裏をかいて疑われるよりそのまま受け取って喜んでもらえた方がずっと嬉しい。

だから私もそうしたい。けど、それがなかなかできないから困るんだよねーーー\(^o^)/

 

たとえお世辞であっても素直に喜んでしまった方が愛嬌があるし、褒められて気分良く過ごした方が絶対にお得だとも思う。

それに、ただありがとうと流すよりも「これが自分の長所なのかも」と捉える方が正確な自己評価にも繋がる気がする。

なのに少しでもネガティブな指摘だとすぐ言われた以上のクリティカルダメージを受けてしまうから本当に厄介なんだよなー( ;∀;)

 

これもまた自己受容だの自己肯定感だのというアレなのかもしれないけど、根が卑屈だからいろいろと難しい。

せめて「本当は思ってないんでしょ」って思われない程度の「ありがとう♡」が言えるようになれたらいいんだけど……。

 

ちなみに私が言われて一番嬉しいのはうちのペットちゃんを褒めてもらえること。だって私もそう思ってるから。これなら一切の謙遜なしに「そうでしょうそうでしょう♡」って言える(`・ω・´)