「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観てきました。
『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』公式サイト
劇場版の情報が出たときからずっとすっごく楽しみにしてた!
結論からいうと、本当に素晴らしい作品でした。これから観に行かれる方は絶対絶対ハンカチ持っていった方がいいよ。きっと泣いちゃうと思うから(´;ω;`)ヒヨコチャン……
三行でわかるあらすじ
- ひょんなことから絵本の世界に入り込んでしまったすみっコたち。
- 絵本の中で出会ったのは、自分が誰かもおうちがどこかもわからないひよこ?ちゃん。
- すみっコたちはひよこ?ちゃんのおうちを見つけるためにいろんな絵本の物語を巡るのだけれど……
予告編も貼っておきます。
うっ……ダメだもうこれだけで泣いてしまう……(´;ω;`)
さっくり感想
本当に、マンガや絵本のすみっコぐらしがそのまま映像になってた! あの柔らかい手描きのタッチや優しい色使いのまま……!
最初に映画化が発表されたときは「すみっコぐらしが??? 映画???」とちょっと不安に思ったものだけど、そんな心配はなんのその。よくぞここまで……ってくらい丁寧に大切に作られていました。
すみっコたちは細かい表情や仕草、歩いたり走ったり手を振ったりするときの効果音によってより表情豊かになって、かわいさましまし(*´д`*)♡
すみっコたちが本当にみんなやさしくて思わずほろっときちゃうところもたくさんあるんだけど、大抵そのあとにまじかーーーい! っていう展開になるから泣いたり笑ったり感情が忙しい(ノ∀`)
かわいくて、やさしくて、なんとも愛しいすみっコの魅力が全開で、あーこれあと5000時間くらい観ていたいなーって思いながら観てました。前半はね(´・ω・`)
みんなとってもかわいい!♡
私はぺんちゃん推しなんだけど、今作に関しては圧倒的にとんかつちゃんが一番かわいかった(´∩ω∩`*)♡
自分からオオカミに食べてほしがる赤ずきんちゃんは新しいwww しかも一度ならず二度までもwww
あとはすみっコだけじゃなく、周りのみにっコたちがかわいくて愉快だった! 何かと大活躍のざっそうを始め、やたらファンキーなにせつむりとか、ちょいちょいみんなで踊ってるたぴおかとかww たしかに船に乗ったらタイタニックはやるよねww
なお私の好きなやまに関しては、喫茶店のコーヒー豆のボトルとポスターのみの出演です(´・ω・`)ヤマ……
すみっコたちのやさしさが尊い
まあでも今作の中心はなんといってもひよこ?ちゃんですよね! 映画オリジナルキャラクター!
この子が本当に愛らしくて……! 最初にみんなと出会ったとき、みんなからじっと見つめられて思わず泣いちゃうところからしてもう抱きしめたさしかなかった……(´;ω;`)♡
私は常々キャラクターの魅力を引き出してくれるのは別のキャラクターだと思ってるんだけど(この話もいずれブログに書こうと思って早4ヶ月が過ぎた)、この映画に関しても本当にそう。新しいコが来たことによって、改めてすみっコたちのかわいさとあたたかさを実感した。
もうね、ひよこ?ちゃんに対するすみっコたちのまなざしが優しいんですよ(´;ω;`)
受容っていうのかな。普段は隅っこの取り合いすらしてるあの子たちが、ひよこ?ちゃんのためにそっとスペースを空けてあげるところなんて、なんだか観てるこっちまで居場所を作ってもらえたような気持ちになったよ……(´;ω;`)
いうたらすみっコたちって元々居場所のないコの集まりなんですよね。
寒がりで北極に住めないしろくま、ひとりだけ拾ってもらえなかったねこ、自分が何者なのかわからないぺんぎん?、食べ残しのとんかつ、本当は恐竜であることを隠していなきゃいけないとかげ。
そんなコたちだからこそ、ひよこ?ちゃんの帰る場所を見つけてあげたいって強く思ったんでしょうね。
他にも、雪の中で自分は鼻水を垂らしながらひよこ?ちゃんにふろしきを貸してあげるしろくまちゃんとか、境遇が似てる分誰よりも放っておけなくなっちゃうぺんちゃんとか、とにかくもうこの世界の9割は優しさでできてるんじゃないかってくらいやさしい世界だった。尊い。尊いってこういうときに使う言葉なんだね……(´;ω;`)
こんなに胸が苦しくなる結末だと誰が予想したか
※ここから物語の核心に触れるネタバレになります。これから観られる方は次の項目までスクロール推奨!
終盤で明かされるまさかのひよこ?ちゃんの正体。まさかメインビジュアルで既にネタバレしていたとは。
ずっとひとりぼっちだったひよこ?ちゃん。初めてできた仲間たちと一緒に、絵本の外に出ようとしたら……あれは……あれはダメでしょ……!!(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
なんでひよこ?ちゃん出られないのよ……なんでひよこ?ちゃんひとりぼっちのままなのよ……!(´;ω;`)
それでも、最後の最後まで号泣しながらも諦めなかったぺんちゃんに泣いたし、いつもはぺんちゃんを掴みにくるアームが協力してくれたところが激熱すぎて更に泣いた(´;ω;`)
いやね、物語としては筋が通ってると思うんですよ。ひよこ?ちゃんは絵本の世界のコだから絵本の外には出られないというのはわかる。
でも……それでも……そんな道理なんて蹴散らしてでも、私はひよこ?ちゃんに一緒に出てきてほしかったよ……!(´;ω;`)
それでも、最後にひよこ?ちゃんのために白紙のページに飛び出す絵本の仕掛けを作ってあげるすみっコたちの優しさに胸がじんわりして、なるほどこれで終わりかーと思いきやまさかのエンドロール!!あれは……あれは本当にダメでしょ……!!(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(二回目)
ひよこ?ちゃんに真っ先に抱きついて号泣してる小鳥のぺんちゃん……もう……うっ……うわああああああああああああ(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(崩壊)
エンドロールはもうまともにスクリーン見られてないです。あんなん泣かない方がおかしい。呼吸止まるかとおもた。
ハッピーエンドとは言いきれない切ないラストだったけど、どこまでも優しいすみっコたちのあたたかさに胸がいっぱいになるお話でした。
まとめ
いうて子供がメインターゲットのすみっコぐらしだし、なんて舐めた気持ちでかかると呼吸を止められることになるので本当に気をつけた方がいい。私は今まで映画でこんなに泣いたことないってくらい泣いてしまったし、翌日までずーんと引きずってしまった。先日のジョーカーはへらへら観られたのになぁ……(´・ω・`)
とはいえ、動くすみっコたちは本当にかわいいし、すみっコたちのやさしさに心を打たれて精神が浄化される素敵な作品だから、より多くに人に観てもらえたらいいなーと思います。少しだけある字幕もほとんどひらがなだから小さなお子様も安心!
最後に改めて言っておきます。絶対ハンカチ持っていくんやで><
余談
公開前から本当に楽しみにしていた私。公開初日の限定イベント「大人も集まれ!すみっコおすそわけ上映会・夜の部」に参加してきました。
新宿ピカデリーのロビー、やたらおじさんたちが多くて、この人たちみんなすみっコぐらしなんやろか……と思ってたら全員ターミネーターのお客さんだった。
まあイベントいうても5分程度の撮影タイムがあるだけだったんだけど、推しのぺんちゃんが来てくれたから嬉しかった( *´艸`)♡
しかしぺんちゃんはなんというか……着ぐるみだなーって感じでした。動きが洗練されてなかった。ピューロの子たちとは違う。魂が入ってない。
せっかく今をときめく大人気キャラクターなんだし、もうちょっと着ぐるみの精度も上げればいいのになーと思いました(´・ω・`)(着ぐるみに対する目が肥えたオタクより)