最近あいみょんというアーティストが流行っているというのは知ってたのよ。
流行ってるんだなーとだけ思ってそれっきりだったんだけど、この前何かの拍子にたまたま彼女の「愛を伝えたいだとか」って曲を聴いて。
一瞬で好きになった。
ファンクっぽいオサレなサウンドにパワフルなハスキーボイス、男性目線の絶妙な歌詞……めっちゃかっこいいの(*´д`*)そりゃ売れるわ(*´д`*)
勝手なイメージなんだけど、「あいみょん」っていう字面を見ただけでなんとなくコレサワっぽい感じなのかと思ってたのよ。
ぁ、コレサワっていうのはキラキラしたサウンドと甘ったるい声で「あたしがあたしがあたしをあたしを」みたいな曲を歌ってる女の子なんですけれども。いや、コレサワも好きでよく聴いてるんだけどね。かわいいよね( * ॑˘ ॑* )
あいみょんなんてゆるい名前なのが今時でかわいいでしょーみたいな。こういうのがナウなヤングにバカウケなんでしょーみたいな。イメージだけでそんなちょっと穿った目で見てた部分があって。
あと「君はロックを聴かない」って曲名を見たときに、コレサワも「君はJ-POPを聞かない~♪」って歌ってたよなーとか思って。
だからあいみょんにはギャップにやられた。意外性がすごい。
「青春のエキサイトメント」ってアルバムがあるんだけど、これがまあ強いんですよ。
もう全部いい。捨て曲がない。一曲目の「憧れてきたんだ」からの二曲目「生きていたんだよな」の流れで一気に持っていかれる。っょぃ。
(関係ないけど、欅坂46のあの世界観が好きな人には「生きていたんだよな」は刺さるんじゃないかと思ってる)
どの曲も詞にしても歌声にしてもすごくパワーが強くて引き込まれる中で、10曲目にくる「ジェニファー」の軽やかさがまた反則的……!もちろんこの一曲だけ聴いても良いんだけど、アルバムを通して聴くと尚更輝くのがこの曲だと思う。個人的に好き(`・ω・´)
前述の「愛を伝えたいだとか」や「君はロックを聴かない」をはじめ、彼女の曲には男性目線というか男性心理を歌ったものが多いんだけど、女性アーティストが男性的な歌詞を歌うのって割と珍しい気がする。(私が知らないだけかな(´・ω・`))
それだけでも素敵なんだけど、彼女の書く歌詞の男性って全然かっこよくないの。ちょっと弱気だったり、強がってみたり、情けなかったり。そこがまた絶妙でたまらない……!
かと思えば「マトリョーシカ」みたいな情念の深い女の歌も歌ってたり。二十歳そこそこの女の子から「せめて神棚に添えて欲しいわよ」なんてフレーズが出てくるのがすごいよね!天才かよヾ(・ω・`)
何かのインタビューを読んだら彼女のルーツはフォークによるところが強いと語っていらして、なるほどなーと思った( ˘ω˘ )
私は普段それほど多様な音楽を聴いてるわけではないんだけど、時々彼女のように「切実さ」みたいなものを感じるアーティストに出会うことがあって。最近の流行りどころだと米津玄師さんなんかも初めて聴いたときに同じことを思ったんだけど。
そういうアーティストの曲には、上手く言えないけど、なんとなく嘘がない感じがする。だから心に響くものがあるのかなーなんて。
人は年齢を重ねるほどに新しい音楽を探さなくなる、なんて話を聞いたこともあるけど、ときめくような音楽にこれからもたくさん出会いたいなーって思います(。・ω・。)