このエントリー書いてる人やさしい。
参考になるならすると良き。
私も、学校に行きたくないなら行かなくていいと思ってるよ。
はっきり言って、いじめに耐えることで得られるものなんてひとつもないから。
精神が摩耗して、どんどん自分に自信がなくなっていくだけだよ。
そういう環境から逃げ出すことを、私は悪いことだとは思わない。
ただ、学校に行かない選択をするということは、他の大勢とは違う道を選ぶってこと。
だから他の人たちとは違う責任を負わなければいけないし、デメリットもある。
デメリットとして一番大きいのは、やっぱり勉強ができなくなるってこと。
もちろん意思を強く持って自宅でも勉強を続けられるならいいんだけど、実際はそれも結構難しいからね。
たとえ授業中をぼんやり過ごしていたとしても、全く勉強に触れない環境にいるよりは身に付くもの。
勉強を強制されない環境にいながら勉強するっていうのは、なかなか根性が試されるし……
もし進学を考えているなら、ちょっとずつでも勉強はしておいた方がいい。
進学する予定がないとしても、自分の好きな教科だけでも、少しは知識を入れておいた方がいいよ。
時が経って、自分には中学や高校程度の教養がないことに気付くと、割と凹むから。
もうひとつ。デメリットとして、他の人たちよりも学生時代の思い出が少なくなるっていうのがある。
例えばだけど、大学生とかになって、周りが「高校のときは○○だったよねー」みたいな話をしているとき、自分は全くついていけない。
これが意外と切なくて、ちょっとばかり劣等感を感じてしまうのよね。
たとえ楽しめないとしても、学校に行ってればそれなりのイベントは経験できるわけだから、話題についていけなくなることはない。
形だけでも「青春時代」の思い出ができる。
まあでも、嫌な思い出を作るくらいなら思い出がない方がマシともいえるけどね。
ここは人や環境によってそれぞれかも。
だから、学校に行くべきか行かないべきかは、メリットとデメリットを考慮して、どっちが自分にとって割がいいかで考えればいいと思うよ。
個人的には、デメリットを加味した上でも無理に行く必要はないんじゃないかなーと思うけど。
さて。
学校に行かないという道を選ぼうとしたとき、多くの人にとって最大の難関になるのが親の存在だと思う。
理解のある親御さんなら問題はないんだけど、多かれ少なかれ、親っていうのはいろいろ言ってくるものだからね。
本当に自分の将来を心配して言ってくれてるのか、あるいは親の体裁や見栄っていう理由で言ってるのかはわからないけれど、どちらにせよある程度傷つく覚悟は必要になる。
親としては現状を知るために「何があったの?」「誰にされたの?」「どう思ってるの?」とかいろいろ聞いてくるけど、それを話すっていうのもなかなかに屈辱的なものだしね……
そしておそらくだけど、何かしらの傷付く発言はされると思う。
「それくらいで……」とか、「そんなんじゃこれから先やっていけないよ」とか、まあそんな感じの。
でも確かに言えるのは、あなたが傷付いてるという事実は誰にも否定できないってことと、別にやっていけないなんてことはないってこと。
だから何を言われても「自分が弱いのかな……」とか「親の言うことが正しいんだ……」とか思う必要はない。
自分がどう感じてるかってこと以上に正しいことなんてないよ。
そしてここからが大事なんだけど、学校に行かないからといって、何もせずにいてはいけない。
もちろん傷付いた心を回復させるのは先決だけど、だからってずっと立ち止まっていることは、私はおすすめしないかな。
立ち止まっている期間が長ければ長い程、復帰にも時間がかかるから。
これは別に何か新しいことを始めなさいとか、学校に行かない分働きなさいとか、そういうことが言いたいわけではなくて。
なんでもいいから、好きなことをしなよ。
何か、楽しいと思えることを。
それは絶対励みになるから。今だけじゃなくて、これから先の自分にとっても。
何もなかったらブログ書いたら?ブログはいいぞ(直マ)
お布団の中でもできるし、お金も掛からないし、好きなことについて書くときは好きなことだけを集中して考えられるし。
「あの頃ブログ書いてたっけなー」って思い出にもなるし、上手くいけば友達もできるかもね。まあたまに怖い人もいるけど。
学校に行かなくなると結構時間を持て余すから、その時間を腐らずに過ごすことが大切だと私は思う。
せっかく学校の長時間拘束から解放されたんだもの、有意義に楽しく過ごそうよ。
そして勉強したまえ(2回目)。好きなものについてだけでも。なりたいものがあるなら、それに必要な教科とかね。
そして、これはできたらでいいんだけど、家以外の居場所があると良い。
マジで、世界は学校と家だけじゃないから。いろんな人いるから。
何か趣味があるなら、そういうコミュニティに入れるといいね。
私の場合は楽器とバンドだったけど、なんかそういう感じのがあったら、少しは拠り所になるよ。
正直に言えば、学校に行ってないっていうだけで白い目で見られることもある。
誰かしらに心配をかけることにもなる。
でも本当、そんなの気にすることないから!
大事なのは自分だよ。そして自分がどうするかだよ。
みんなと違う道を選ぶってことは、たくさんある中からどの道を選ぶか、自分の頭で考えなきゃいけないってこと。
それが、最初に言った「責任」の意味。
……ずいぶん長々と話してしまったけど、実は私、いじめが原因で高校を一年で辞めて、通信高校に編入してるのよね。
もっと言えば、小学6年生の半端な時期に親の都合で遠く離れた所に引っ越したんだけど、そこの環境がどうしても肌に合わなくて、中学校もまあなんとか卒業できたってレベル。
「無理に学校なんて行かなくていい」っていう意見は最近よくネットで目にするようになったけど、そう言ってる人の大半は普通に学校に行ってた人たちだと思うの(まあそれぞれ苦労はあるにせよ)。
そりゃそうよね。不登校や中退なんて、学年でも数人しかいないんだし。
そういうわけで、実際に学校に行けなくなって中退することになった私の経験から、少しばかり話してみようかなって思った次第。少しじゃなくなっちゃったけど。
だからこれは、過去の自分に向けて言ってる部分も大きかったりする。
あいにく私は何かの成功者ではないから、「学校なんて行かなくてもビッグになれるよ!」っていう方向の話はできなくてすまぬ。
まあでも、決して立派な人生は送ってないけど、それなりに楽しく生きてるから、きっと大丈夫よ。
当時を思い出せば今でも胸がきゅっとなるけど、普段は全然、ちゃんと笑えてるから。
だから大丈夫大丈夫!
最後に。
今がつらすぎて、もう死んでしまいたいと思ってる人に。
そういう気持ちは痛いほどわかるし、もう死ぬ以外に道はないんじゃないかって思うのも、無理はないと思う。
そういう人に気安く「死んじゃだめだ」なんて、到底言う気にはなれない。
ただ、ひとつだけ。
こういうことを言うと怒る人もいるけど……死ぬのはいつでもできるから。
別に今「死ぬしかない」なんてことはないよ、絶対。
死に急ぐ必要もないよ。
もうどうしようもなくなったら最悪死ねばいいと思うだけで、多少は気休めにならない?
だからそれまで、できるだけ好きなことをしたらいいさ。
私もまだまだ悩むことばかりだけど、お互い良い道が見つかるといいね♡